報告「有機農業政策フォーラム」2006.2.7
2月7日、JAビルにて 3月全国集会の準備の一段階として、有機農業推進法をめぐる論点整理のための「有機農業政策フォーラム」 を開催しました。
「有機農業政策フォーラム」 では有機農業推進法をめぐる対抗と論点整理を中心に今井登志樹氏よりこれまでの有機農業推進法の動向について、 中島紀一氏より有機農業推進法への期待と主張、赤城節子氏より改正JAS法についての解説とJAS法の問題点を解説して頂きました。
●今井登志樹氏(、IFOAMジャパン)は有機農業推進議員連盟(以下、議連)の成り立ちからこれからの有機農業推進法(以下、
推進法)の動向について解説。昨年7月に有機農業学会より提案された推進法試案に対し、議連より、
推進法骨子(案)が昨年11月に作成されました。骨子(案)に対し、有機農業学会、有機農業研究会、
IFOAMジャパン等から意見が提出されています。
(http://3gatu.net/jp/040_/index.html)
法案骨子案に対しては、有機農業を安全な食品を提供するだけの特異な農業として矮小化するのでなく、 多面的な価値を認識し明文化することが要求されました。生物多様性についての叙述や社会への貢献が語られていない等の問題点も指摘され、 基本理念についてはより踏み込んだ表現にするようにとの意見がありました。
●中島紀一氏(茨城大学農学部)からは、法案の設立過程にもっと国民の意見を反映させるべきで、 今は我々から意見を言うべき時期であるとの見解がだされ、会場からの意見とも併せ、議論が不十分である課題も多い中で、 我々自信が積極的に有機農業の本来の主旨、ビジョンを社会に知らしめてゆくことの重要さが確認されました。
●赤城節子氏(兵庫県有機農業研究会)より、現・改正JAS両法について、多くの欠陥があり、 有機農業に対する規制のみが厳しくなってゆき、有機農業の発展はJAS法だけでは無理であるとの見解が述べられました。
会場からは、JAS制度を利用して成功している例もあるので、良いところは伸ばしていくべきだが、 推進法と併せて始めて車の両輪のバランスが取れる、との見解がありました。制度の不都合を公開し、共有し、 改善していこうとの議論になりました。
[ 2006年02月19日 | 活動報告 ]